猿田彦神社

鎮座地 〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田2-1-10  
電話  0596-22-2554
御祭神

・猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
・大田命(おおたのみこと)

御由緒 大神は天孫をおみち びきの後、伊勢の地を本拠として国土の開拓を指導され垂仁天皇の御代に皇女倭姫 命が神宮鎮座の地を求めて諸国を巡歴されたときに大神の御裔(みすえ)の 大田命(おおたのみこと)が祖神、猿田彦大神と同じく御先導され、五十鈴川 の川上一帯の霊地を御献上、伊勢の神宮の御創建に尽くされました。
 大神の子 孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、以来、永く玉串大内人(たまくしおおうち んど)という特殊な職掌に任ぜられ、伊勢の神宮に奉仕してきました。
(猿田彦神社 御神徳略記 御由緒)

由緒書き

 当社は玉串大内人たる宇治土公が、その祖先の猿田彦大神大田命を祀り、古くから広く崇敬されて来た神社である。
 創祭年代は不詳であるが、往古来宇治土公家は祖神まつりを行い、建久年間(一一九O〜一一九九)までは、現在地に近い中村町興玉の森で祭られたと伝えられる。
その後も神宮で大内人を勤めつつ、邸内の祭祀を続け、時代と共に一層増加する参詣衆のため、宇治土公定彦神主の代の延宝五年(一六七七)十二月、現在地に祀られたと言う。
 慶応三年(一八六七)五月、社殿回禄の災に罹り、明治十一年八月工を起こして本殿が竣工した。
更に昭和十一年、四九年には造営本殿遷座祭が行なわれた。
 記紀をはじめ古典によると、猿田彦大神は上は高天原を光し、下は葦原中つ国を光し、天孫降臨を天八衢に待ちむかえ、日向の高千穂の觸之峰に導き奉った。
続いて伊勢の狭長田五十鈴の川上に天宇受売命に送られて来られたと伝えられている。
垂神天皇の御代、皇女倭姫命が、皇大神宮鎮祭の地を求めて巡歴されるにあたり、猿田彦大神の裔たる宇治の土公大田命は、祖神からの伝えにより、これを迎え、五十鈴川上の霊地を献じ、鎮祭に尽くされた。
神宮の鎮祭と御遷宮奉仕に関連して、大神は地祭り、方除、建設の御神徳、また大は世の行手を示し、小は各人の道を開きたまう大神としてみちびきの御神徳高く、全国的に多くの崇敬者を有し、尊崇を集めている。

 (平成祭データ)
参拝月日  01/15/2005

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               境内入口                                   拝殿