姪浜 住吉神社(めいのはま すみよし)    HOME blog

鎮座地 〒819-0002 福岡県福岡市西区姪の浜3丁目5-5 旧筑前国 早良郡  
電話  092-881-0328
旧社格等  郷社  
御祭神  ・住吉三神
 ・志賀三神
 ・神功皇后
 ・武内宿禰
(合祀)
 ・菅原道眞
御由緒  天平十五年辛未九月二十九日鎮座。住吉三神は神代の昔伊弉諾の大神筑紫の日向の橘の小戸の檍原に禊祓給ひし時に生れ出で給ひし神にして、応神天皇の母神功皇后の胎内にありて神勅を畏みて異国三韓を征し給ひし時に当たり特に神教を垂れ給ひ、其荒魂は先鋒となりて舟師を尊き、其和魂は玉体を守護して霊験を現し宏大無辺の神徳を発揚し給ふ、皇后上陸に際し詔して袙を乾し給ふ依て此処を袙浜(今の姪浜)と名付く、皇后は直に神前と云ふ所にて住吉三社を祭らせ給へり、是即ち皇后上陸に際して住吉三神も玉体に添いて上陸せられ給ひければなり。
 以上は住吉神社の始にして其の後、紀元千四百四年人皇第四十五代聖武天皇の天平十五年九月二十九日仝地に社殿を築き住吉三神を主神とし、志賀三神、神功皇后、武内宿禰を配して祭神として奉祀せしを人皇第百代後小松天皇の応永二十三年丙申正十四日神託により現在の位置宮の前に奉遷せり、海上安全、家運隆昇、厄除の神徳あり。
 (平成祭りデータ)

上西区総鎮守
 姪浜 住吉神社 略記
本社祭神  住吉三神 【表筒雄命・中筒雄命・底筒雄命】
      神功皇后 【息長帯比売命】
      志賀三神 【表津綿津見神・中津綿津見神・底津綿津見神】
      武内宿禰 【武内宿禰命】
末社祭神  須賀神社 【素盞鳴尊・大己貴命・稲田姫命】
     (祇園社)
      事代神社 【事代主命】
      大神宮  【大日霊命・天児屋根命・応神天皇】
      少童神社 【事代主命・火酢芹神・少童神】
      埴安神社 【埴安命】
      厳島神社 【市杵嶋姫命(弁財天)】
      早船神社 【彌彦神】
      宇賀神社 【倉稲魂命】
由緒
 住吉神社の起源は、奈良時代の天平十五年(西暦七四三年)九月二十九日の夜半、住吉明神のご出現があり、翌年四月十三日にも異国船来襲の調伏祈願の折りにご出現され、このため一宇の小社を建立し住吉三神をお祭りしたことによります。西網屋町の社がそれで、住吉古宮といいます。くだって室町時代、応永二十三(西暦一四一六)正月十四日夜のご神託により、翌年八月二十九日に牛頭社地(現、住吉神社)で新社建立・ご還座の儀式を終え、ここに住吉三神は牛頭社(現、須賀神社)と相並んで、当地の産土神として尊崇されるようになりました。
 住吉三神は、『日本書紀』神代巻には、伊弉諾尊が筑紫の日向の橘の小戸の檍原(あわぎはら)で、御身の濁穢(けがれ)を禊祓われた時に出生された神と記されています。内書巻九や『古事記』によると、神功皇后が応神天皇を胎内に宿したまま新羅に遠征された折り、住吉三神は「和魂は王身の命を守り荒魂は先鋒として軍船を導くであろう」と申されその霊験あらたか新羅軍を破り、無事帰国されました。その時、神功皇后は当地の小戸付近の浜に上陸し濡れた衵(あこめ)の御衣を乾かされたので衵ヶ浜(後、転じて姪浜)といい、宇瀰(宇美)において応神天皇を出産されたと伝えられています。
 また伊弉諾尊が禊祓をされるとき河童が現れ、道案内のお手伝いをしたことにより除災招福の神の使いになったという伝承があります。
 なお、本社祭神は、海上安全・交通安全・厄除け・災難除け・安産・商売繁盛の御神徳があります。
 (拝殿前由緒掲示板より)
参拝月日  03/08/2008

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境内入り口の鳥居 拝殿