御由緒 |
この社は、今から221年前の明和8年(西暦1771)社殿を新宮川(稲荷川)の川上に再建し新宮大権現と奉称して来ましたが、更に文政5年(1882)現在の所に造営遷座せられ、小串の鎮守様として、ひろく氏子の信仰をあつめてきました。
この社は日本神話に国生みの神として語り伝えられる伊邪那岐命、伊邪那美命をお祀りしておりますが、この由来から、縁結びの神として崇敬を集めております。
又その昔、この社の沖を通過する北前船(昔日本海を回漕した大型の帆船)は必ず帆を下し航海の安全を祈願して通ったと伝えられており、由来この縁起をもって陸上交通安全にも霊顕あらたかで、交通安全祈願の為、訪れる参詣者の篤い信仰をあつめています。さらにこの社の主祭神の伊邪那岐命は、祓戸の大神と称え奉りこの世の罪、汚れ、厄を祓い給い人々に清く明るく正しい心を授け給う神様と伝えられるところから、厄除の神として、信仰篤く、正月から節分の頃にかけては、厄除祈願の為に訪れる厄年の人達の参詣が絶えません。
(平成祭データ) |