春日神社                                           HOME blog

鎮座地 〒806-0022 福岡県北九州市八幡西区藤田1-10-44    
電話  093-631-2152
旧社格等  県社 
式外社 
御祭神 ・天兒屋根命(あめのこやねのみこと)
・武甕槌命(たけみかづちのみこと)
・經津主命(ふつぬしのみこと)
・比賣命(ひめ)

(配祀)
・天忍雲根命

(合祀)
・黒田孝高 ・黒田長政 ・黒田二十四騎靈神
御由緒  御由緒

 春日神社御創立の発祥は、遠く神武天皇御東征の御代にさかのぼる。天皇は響灘ご通過のみぎり、天種子命に勅して鳥野ヶ原に天児屋根命を祀らしむとあり、これによって古くには鳥野神社と申し上げた。
貞観十五年に神位の等級を進められ、式外社に掲げられる。
 神護景雲年間、奈良の里に春日四所の神を祀られた例にならい武甕槌命、経津主命、比売神を併せ祀り、鳥野春日神社と申し上げることになった。
 源平の戦いに功績あって花尾城々主となった麻生氏は、藤原姓なる故をもって代々春日神社を尊崇し、神田等を寄進する。麻生弘家は先例に任せ「春日大明神祭礼三郷三村勤仕之事沙汰状」を布れ、折尾郷、在毛郷安屋郷および三村すなはち熊手村、藤田村、穴生村民等勤仕の祭礼帳法度の次第が定められた。
 筑前藩々主黒田長政公入国後は、歴代の城主さらに篤く当社を尊崇し、祭礼を厳かに営み、参勤交代の途次参詣の便および産子村民による奉仕、参詣を便ならしむため、宿場街道筋にお遷しせよとの君命により、山王宮の森(現在の御鎮座地)に御遷座となる。
 爾来庶民の崇敬と共に、神威赫々として筑北を照らし、宿場は門前市の賑わいと繁栄をきわめた。
黒田藩の出城、黒崎城々主の藩家老井上周防之房は東照宮の例にならい、春日宮相殿に藩祖をお祀りすることを主君に進言して、黒田如水公、黒田長政公また後に功臣二十四騎の霊神を奉斎して黒田神社と申し上げた。
また延宝年中祇園原の地より祇園社を勧請して、山王宮相殿に奉斎し、須賀神社と崇めまつった。
これより祇園会盛大に営まれ、悪霊退散を祈る夏の祭礼として、黒崎宿あげての伝承行事となり、郷士の心燃ゆる風物詩を今日に伝えてる。
参拝月日  07/15/2005

JR黒崎駅から程近い
藤田1丁目に鎮座

参道の鳥居

手水舎から拝殿

神額
祇園神社
春日明神
山王神社
とある

拝殿

数多い御祭神

拝殿内部

現在の社殿は
平成14年10月竣工

本殿

ご神木のクスノキ

狛犬
文久二年(1862年)
奉納

境内社

黒崎祇園の山車