御由緒 |
御祭神は白日別命にて後世玉依姫命坂上田村麿の神霊を相殿に奉祀す
当社は延喜式神名帳に名神大の神格を定められ神代の神様に座して往古九州を筑紫と云ふ称は白日別命の神号より起り筑紫(筑前筑後)の国魂にして朝廷より当社を尊崇せらるゝ事は古書に判然せり三代実録と云ふ同書の弐巻に清和天皇貞観元年正月27日筑前国従五位下筑紫神従四位下を授く同書30巻に陽成天皇元慶3年6月8日筑前国従四位下筑紫神従四位上を授くと見え又類聚符天元2年2月14日の官符に当国住吉香椎筑紫竃門筥崎等の宮皆大宮司を以て其の貫首となすとあり此社は初城山の頂に在りし崇励ありしにて麓に移と云ふ昔は神田等多く其名称の字に遺りしもの原田筑紫に在す又武人の崇敬最も厚く筑前藩主黒田家より神殿の改築等なせり
大正4年7月6日郷社より県社に昇格せらる。
以上
(平成祭データ) |