御由緒 |
猿田彦神社由緒
古文献によりますと八世紀後半の平安初期の頃より宮廷の貴族の間に庚申信仰が起こり鎌倉、南北朝、室町時代を経て徳川時代に至り庶民にも広く庚申待信仰が伝わり永い年月を経て今日に至っております。
当社の勧請年月は明詳らかではありませんが参道入り口の両側に残された鳥居の石柱に正徳三年(西暦一七一三年)正月二十一日再建の刻字が見え(現在は風化して歳正月二十一日のみ)るそれ以前の昔から既に社が存在して奉斎されていたことは明らかなことです。
大祭日は新年になって初の庚申の日と定められ藤崎の庚申様としてその啓きの神、幸せの神としてその御神徳は広く庶民の信仰を集め当日は猿面を受け、家の出入口に掛けて諸々の魔性を祓い幸せを招くと信じられこの旧い習わしが今日まで伝承され多数の方の参拝が見られる次第です。
又近年はお啓きの神の御神徳を広義に解され進学祈願の参拝も多く見られるようになってまいりました。御参拝の皆様がこのような諸々の御神徳を授かられ幸多い人生をお送りくださいますよう心より祈念致しておりま
す。
(平成祭データ)
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