秋葉山本宮秋葉神社/上社(あきはさんほんぐうあきは/かみしゃ) HOME blog

鎮座地 〒437-0626 静岡県浜松市天竜区春野町領家841 旧遠江国 周智郡 
電話  053-985-0111
旧社格等  県社 (現別表神社)
御祭神  ・火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)
御由緒 秋葉山本宮秋葉神社
 正一位秋葉神社略縁起
【創建}
 秋葉山は、赤石山脈の遠州平野に突出した最南端で天竜川の上流に位置し、山頂に秋葉山本宮秋葉神社を祀る。
上古より神様の鎮ります御神体山として崇敬され、初めて御社殿が建ったのは和銅二年(西暦七〇九年)元明天皇の御製によるものとつたえられる。
  「あなたふと秋葉の山にまし坐せるこの日の本の火防ぎの神」
【御社号】
 御社号は、上古は「岐陛保神ノ社(きへのほのかみのやしろ)」(岐陛は秋葉の古語)と申し上げたが、中世両部神道の影響を受けて「秋葉大権現」と称し、明治初年教部省の達で権現の号を改め「秋葉神社」となったが、昭和二十七年全国の秋葉神社の総本宮であるところから「秋葉山本宮秋葉神社」と改称した。
【御祭神・御神徳】
 御祭神は火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)と申し上げ、伊弉諾、伊弉冉二柱の神の御子で火の主宰神である。
火の光は時間的、空間的に人間の活動の範囲を拡め、その熱は人間に冬の寒さをも克服させ、食生活を豊かにし、そのエネルギーは工業・科学の源となると共に、その威力は総ての罪穢を払い去るのである。光と熱と強いエネルギーを与えられたこの神は、文化科学の生みの親として畏敬され、崇ばれて来たのである。
 御神徳は火の幸を恵み悪火を鎮め、諸厄諸病を祓い除く火防開運の神として、火災消除・家内安全・厄除開運・商売繁昌・工業発展の御霊験あらたかなるものとして、全国津々浦々から信仰されている。
 御霊験は奈良朝以来、屡々顕れ、御神威は海内に行きわたり、朝廷の御信仰篤く正一位の宣旨を賜って、正一位秋葉神社と申し上げる。
【上社・下社】
 御社頭は、山頂の上社と山麓の下社とある。下社は、若鮎跳る気田川の清流に臨む山麓坂下(国道362号線)にあって、バスを下車して約百米で社頭に額づくことが出来る。
 上社は、天竜川畔雲名・秋葉ダム(国道152号線)から夫々登山自動車道に沿って約二十分で山頂駐車場に達する。
神域には老杉がうっ蒼と繁り、御本殿は昭和六十一年十月に遷座され、建坪百三十坪、総桧の入母屋流れ造りである。
【御神宝】
 御神宝には重要文化財「安縄」「弘次」「来國光」を始め数十余振りの御神刀(刀剣)が源頼義・今川仲秋・武田信玄・豊臣秀吉・加藤清正等の武将より奉納され現存している。
【祭典】
 世に名高い秋葉の火まつりは、十二月十五日・十六日両日執り行われる。
特に十二月十六日夜半の防火祭(ひぶせのまつり)には、秘伝の弓・剣・火の三舞の神事が古式豊かに壮厳華麗に繰り広げられる。四月二十一日春祭鳴弦式(めいげんしき)、十二月十五日御阿礼祭(みあれさい)等古社にふさわしい特殊神事が執り行われる。
 (神社パンフレットより)  
参拝月日  03/31/2009

写真をクリックしてくださいフォトアルバムに移動します。
境内入口の鳥居 拝殿