田島神社
(たしま)
鎮座地
〒847-0305 佐賀県唐津市呼子町加部島3956 旧肥前国 松浦郡
電話
0955-82-3347
旧社格等
国幣中社 現別表神社
式内社 肥前國松浦郡 田嶋坐神社 名神大
御祭神
・田心姫尊
・市杵嶋姫尊
・湍津姫尊
(配祀)
・大山祇神
(合祀)
・稚武王尊
御由緒
田島神社(たしまじんじゃ)
御祭神 田心姫尊 (たごりひめのみこと) 湍津姫尊 (たぎつひめのみこと)
市杵島姫尊 (いちきしまひめのみこと)
相 殿 大山祇神(おおやまつみのかみ) 稚武王 (わかたけのみこ)
御神徳 陸海交通安全 大漁満船 五穀豊穣 開運厄除け
由 緒 旧国幣中社であり、延喜式内社。当神社後鎮座の年代は詳らかでないが、肥前の
国最古の神社である事は延喜式に見える。三女神を主祭神とし、相殿二神を配祀
している。稚武王 (仲哀天皇の弟) の弟十城別王を祀る志志岐神社(長崎県平戸
市)を下松浦明神と称するのに対し、当神社を上松浦明神という。古くは朝廷の
崇敬を厚く受け、天平年間(729~749)に稚武王を配祀した後、朝廷より
大伴古麻呂が派遣され、田島大明神の御神号が贈られた。また、平安初期大同元
年(806)に神戸十六戸をあてられ、大宰府管轄地域の主要神社であった。延喜
式では、名神大社とされている。中世以降は武門の崇敬を受け、近世、唐津城主・
土井氏は祈願所として、崇敬を捧げられた。明治四年五月、当神社は国幣中杜に
列せられた。
三大祭 二月三日節分祭 七月最終土・日曜日夏越祭 九月十六日例大祭
末 社 佐與姫神社(さよひめじんじゃ)
御祭神 松浦佐與姫尊 (まつうらさよひめのみこと)
御神徳 縁結び 夫婦円満
由 緒 羽衣、浦島と並ぶ日本三大伝説の松浦佐與姫を祀る。
伝説によると佐與姫は田島神社の神前に詣でて夫の安泰を祈りながら泣き続け息
絶えて神石(望夫石・ぽうふせき)になったとされている。その望夫石は現在当
神社の本殿床下に祀ってある。文禄二年、豊臣秀吉は名護屋城在陣の折、姫島(加
部島)の内百石の社領を朱印状でもって寄進している。この社領は徳川政権以降
も寄進され続けた。
末 社 御崎神社(みさきじんじゃ)
御祭神 級長津彦神(しなつひこのかみ) 級長津姫神(しなつひめのかみ)
猿田彦神(さるたひこのかみ)
御神徳 海上安全 旅行安全
由 緒 文禄時代、豊臣秀吉の帆船「小鷹丸」で七度の朝鮮へ航海往復を為し得たことから、
船霊の守護神として祀られている。その後小鷹丸は当神社へ奉納され、解体され
た後、船材の一部は現在社庫に保管されている。
田島神社年中行事
歳旦祭 (一月一日)
節分祭 (二月三日)
春祈祷 (四月一日~三日)
厄祓祈願祭 (四月第二日曜日)
夏越祭 (七月二十九・三十日)
例祭 (九月十六日)
新嘗祭 (十一月二十三日)
除夜祭・大祓 (十二月三十一日)
交通のご案内
JR唐津駅より自家用車で40分。
バスをご利用の方は、唐津駅前バス停より加部島行き50分(呼子行きの場合は乗り換え)、
小浜バス停、加部島中部バス停より徒歩五分。
(神社パンフレットより)
参拝月日
05/19/2007
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参道の鳥居 社殿全景