御由緒 |
水若酢神社
主祭神 水若酢命 配神 鈴御前 中言神
神紋 菊 例祭日 5月3日
特殊神事 水若酢神社祭礼風流(県指定無形文化財 隔年毎偶数年斎行)
由緒
御祭神水若酢命は海中より伊後の磯島に上られ、山を越えてこの里に入られ、国土開発・北方防備の任に就かれた神と伝えられている。
当社は昔火災、水害の難にあい、古文書、社宝等ほとんど失われた為、由緒は明らかではないが、延喜式神名帳に「隠岐国穏地郡水若酢命神社名神大」国内帳には、「正四位上、水若酢明神、隠岐一宮」と記されている古社である。
鎮座年代は僅かに残っている古文書には、仁徳天皇又旧記には、崇神天皇の御代とあって古来五穀豊穣、海島守護、航海安全の神として朝野の崇敬篤く、明治4年国幣中社に列せられた神社である。
国指定重要文化財
水若酢神社本殿
平成四年一月二十一日
現在の本殿は寛政七年(一七九五)に建造されたもので平面の形は神明造りに、屋根は大社造りに、向拝は春日造りに似ている点もあるが、「隠岐造り」と呼ばれる隠岐独特の造りで簡素で素朴な美しさを持ち、しかも威厳と風格を備えている。
本殿は南向きで屋根は切妻造りの茅葺きで高さ十六メートルあり鬼板についている菊の御神紋は直径三十三センチある。
平面形は前面三間、奥行二間、正面は引違木連格子戸で両脇は蔀戸で他は横羽目板張りになっている。内部は外陣と内陣に分けられている。
屋根は九寸勾配で厚い所で六尺、薄い所で三尺である。向拝は片流れの栃葺で面取りの角材を用いている
。屋根の葺替えは通常二十年毎に行われ、五尺縄で縛った茅約三千束を必要とする。
(境内由緒掲示板より)
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