「式内社」國津比古命(くにつひこのみこと)神社  HOME   blog 

鎮座地 〒799-2424愛媛県松山市八反地甲185 旧伊豫国 風早郡  
電話  089-992-1202
御祭神 ・天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
 (配祀)
・宇麻志麻治命
・物部阿佐利命
・譽田別命
旧社格等  式内社 伊豫國風早郡 國津比古命神社
 県社
御由緒 國津比古命神社

風早宮大氏神延喜式内社國津比古命神社櫛玉比賣命神社略縁起

 式内社とは、延喜年間(901年−922年)に編纂された「延喜式」『神名帳』に記録されている神社のことをいいます。全国に2861社 (3132座) あり、愛媛県内には当社を含めて24社あります。
 風早 (風速) の名称は承平年間(931年−938年) につくられた「和名類従抄」『国郡部』に初めて見られます。この地は「國造」である『物部阿佐利』により開拓され、支配されていました。この物部阿佐利命の祖神をお祭しているのが「國津比古命神社」です。
 祭神 天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊 (以下、『櫛玉饒速日尊』といいます。) 相神 宇摩志麻治命 物部阿佐利命 誉田別尊 (応神天皇) そして櫛玉饒速日尊の妃神 (櫛玉の比賣) をお祭しているのが「櫛玉比賣命神社」です。祭神 御炊屋姫命 天道姫命 神社創設の時期は明確ではありませんが、@式内社であることA歴史地理的条件B環境風土の形態から考えて、いまから 1500年以上前と考えられます。
 國津比古命神社 國津比古命神社は応神天皇の時代に物部阿佐利が國造に任命され、彼の祖神である櫛玉饒速日尊と宇摩志麻治命(櫛玉饒速日尊の子)をお祭りしたことに始まります。社号は、初め『櫛玉饒速日命神社』でしたが、物部阿佐利命を合祀して國津比古命神社と名を改めました。後に誉田別尊を合祀し『頭日八幡宮』と再び改めましたが、享保年間(約 270年前) に國津比古命神社と旧号にもどりました。
 天正年間(1573年−1591年) 、戦火のため社殿・宝物を焼失しましたが、河野家が社殿を建築し、現在にいたっております。

明治 4年に社格が『郷社』になり、同29年『県社』に昇格しました。
昭和26年 『八脚門』県指定有形文化財 。
昭和43年 中殿・拝殿改築。
昭和60年 社殿屋根葺替・境内地拡張補強。
 (平成祭データ)
参拝月日  10/07/2006

写真をクリックしてくださいフォトアルバムに移動します。

                 境内入口                                 社殿全景