大隈國一の宮 鹿児島神宮(かごしまじんぐう) HOME blog

鎮座地 〒899-5116 鹿児島県霧島市隼人町内2496-1 旧大隅国 桑原郡   
電話  0995-42-0020
旧社格等  官幣大社(現別表神社)
大隈國一宮

式内社 大隅國桑原郡 鹿兒嶋神社(大)
御祭神  ・天津日高彦穗穗出見尊
 ・豐玉比賣命
(配祀)
 ・帶中比子尊 ・息長帶比賣命 ・品陀和氣尊 ・中比賣命
御由緒   大隅一ノ宮 鹿児島神宮由緒略記
一、鎮座地 鹿児島県霧島市隼人町
   交通の便 ・日豊本線隼人駅より 徒歩15分
        ・肥薩線日当山駅より 徒歩15分
        ・鹿児島空港より   車 20分
一、御祭神 天津日高彦穂穂出見尊(山幸彦) 豊玉比売命 
  相殿  帯中比子尊(仲哀天皇) 息長帯比売命(神功皇后)
      品陀和気尊(応神天皇) 中比売命(同皇后)
一、御系統 天照大御神(伊勢神宮)ー天忍穂耳尊(英彦山神宮=福岡県)ー
      瓊瓊杵尊(霧島神宮)ー彦穂穂出見尊(当宮)ー鸕鷗葺不合尊(鵜戸神宮)
      神日本磐余彦尊(神武天皇=宮崎神宮)
一、由緒概要
 鹿児島神宮の御祭神は海幸山幸の神話によるところの社で創祀は遠く神代にあって、又皇孫神武天皇の御代なりとも伝えられます。御祭神彦穂穂出見尊(別名山幸彦)は筑紫の国開拓の祖神に坐しましこの地に高千穂宮(皇居)を営み給い、五百八十歳の長寿に亘らせらるる間農耕畜産漁猟の道を指導し民政安定の基礎をつくり給うた御祭神である。
 俗に正八幡、国分八幡、大隅正八幡等と称し全国正八幡の本宮でもあります。醍醐天皇の延喜の制には(九〇一年)大社に列し大隅一ノ宮として朝野の崇敬特に篤く営繕の費は三州の正税を以て充てられ後鳥羽天皇建久年間(一一九八年)には社領二千五百余町歩の多きに至り江戸末期まで千石を有して居た。
明治四年国幣中社、同七年神宮号宣下官幣中社、同二十八年官幣大社に夫々列格す。
昭和十年昭和天皇の行幸を仰ぎ勅使皇族の御参拝は二十余度に及ぶ。
 現社殿は桃園天皇の宝暦六年(一七五六年)島津重年公(廿四代)の造営になるものである。
一、祭典並に特殊神事
 例祭    旧八月十五日 満月の十五夜の日で御神徳を仰ぐ由緒ある日である。
 七種祭   一月七日 神印拝戴、翁舞、迫儺式あり神印は元正天皇奉納(七二三年)の物
       で之を額に押戴くと年中災なく幼児は特に生育障なしといわれる。
 初午祭   旧正月十八日 御神馬を先頭に鈴懸馬多数が人馬一体となり踊りながら参拝す
       る、全国に類例のない神事で畜産奨励の御神徳によるものである。
       (近時この日に近い日曜日に行う)
 藤祭    旧三月十日 御祭神が「わだつみの国」より御帰還された日といわれ、折しも
       この季節は藤花の咲き匂う       頃なのでこの名がある。
 御田植祭  旧五月五日 数十名の早男早乙女による古色豊かな挿秧(なえさしの儀があり
       田ノ神舞、トド組、棒踊等の奉納がある。(この日に近い日曜日に行う)
 七夕祭   八月七日 御神宝の潮満珠潮干珠外数十点が風入の為陳列されるので拝観の好
       機である。
 御浜下り祭 十月第三週日曜日「放生会の大路」と古記に記述される道を通り隼
       人塚にて慰霊祭並に御神事地浜御殿まで行列を組み、浜下りの神事
       を執り行う。
一、宝物
   御祭神が海の国にて受けられた潮満珠潮干珠を初め甲宵、古印、鏡、馬角、瑠璃屏風、
   青磁鉢、唐金花入其他がある。特に甲胃三領は文部省の重要美術品認定をうけ鹿児島県
   歴史資料センター黎明館に出陳されている。
   刀剣秋広(重文)は、黎明館に出陳されているが、その他は (国宝を含む) は終戦
   時押収されて未だに不明である。

一、信仰玩具
        御祭神の豊富な神話に因む数々の信仰玩具は全国に有名であり情緒豊
        かな野趣と色彩を示している。
   鯛車   海幸山車の神話に因み御祭神の釣針を呑みとった赤女魚に模したもの
   化粧箱  俗に香箱とも呼ぶ、豊玉比売命が御輿人の時の御調度を玩具化したも
        ので、大胆な花模様素朴な雅趣を表現す。
   初鼓   はつつづみ、俗にぽんばちと称す、初午祭当日鈴懸馬に飾る豆太鼓を
        模したもの。
   土鈴   境内の土を以て作った朱色の小鈴で、原始的な形と古雅な音とが風趣
        を表現す。各戸口に吊して魔除としている。
   其他   鳩笛(八幡宮の御使) 笛太鼓 (御祭神の山遊びに使われたという) 
        羽子板(神功皇后御懐妊で御出征の時ヨロイとの間に御使用になったと
        伝う) はじき猿 (藤祭に出る厄除けを意味する) 等がある。

一、御陵
        高屋山陵と称し溝辺町にあり、当宮より西北へ約十三kmで台地の上に
        鰻頭型をしている。鹿児島空港に近い。当町及び加治木町よりバスの
        便がある。
 (神社パンフレットより)
参拝月日  11/27/2008

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一の鳥居 社殿全景