伊豫豆比古命(いよづひこのみこと)神社  HOME   blog 

鎮座地 〒790-0934 愛媛県松山市居相2丁目2−1 旧伊予国 久米郡  
電話  089-956-0321
御祭神  ・伊予豆比古命 いよづひこのみこと(男神) 
 ・伊予豆比賣命 いよづひめのみこと(女神)
 ・伊與主命 いよぬしのみこと(男神) 
 ・愛比賣命 えひめのみこと(女神)
旧社格等 式内社 伊豫國伊豫郡 伊豫豆比古命神社
 旧県社
 現別表神社
御由緒    伊予豆比古神社略記
 上古、伊予豆比古命(いよづひこのみこと)、伊予豆比売命(いよづひめのみこと)この丘に御船を寄せ給う。 翁の神あり、ともづなをとりて、岩頭につなぎ迎え給う。二神この地に在りて殖産の業を興し、繁栄の素地を創れり。国人徳を慕いて、ここに斎く。
 相殿に伊与主命、愛比売命を祀る。翁の神を潮鳴栲綱翁(しおなるたぐつなのおきな)と称し、奏者社に祀る。今この丘を船山と言い、岩頭に坐せられし故をもって、石居(井)と言うと。
 境内には椿樹群生繁茂せるにより、椿神社の別称あり。椿の開花せる立春に近き上弦に行わる初祭には、御忍渡御(おしのびのときよ)合せ火神事等の特殊祭事あり。参拝者数十万人に及ぶ。
 東に霊峰石鎚を望む道後平野に、いま平和の慈光溢れ、文化都市の発展をみる。
上古を偲び神恩を奉謝して茲に建碑す。
(境内石碑より)

 御祭神について
伊豫豆比古命は湯の国の主宰神の意味を持ち、神格化された呼び名である。
伊豫豆比売命はその妻神である。
 伊与主命は国造本紀(810〜839年編集)に、応神天皇の御代初代久味国造(くみのくにのみやつこ)に就任されたとある。伊与主の名儀は伊豫の主の意で、最古の道後温泉が勢力範囲に入っていたことから「湯の大人(ゆうし)からきているという説もある。古くから温泉として大和朝廷との交渉があった温泉(ゆ)の国、また付近に展開する重信川流域を中心とした豊潤な地帯に住む先住者と一体化することは、時の中央政府にとって緊要の政治的措置であったのである。
 愛比売命は古事記に伊与国謂愛比売とあり、見目麗しき女神の意と考えられ、本居宣長は古事記伝に、愛媛の意を講説している。
(神社パンフレット「伊豫豆比古命神社略記」より抜粋)
参拝月日  10/07/2006

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              境内入口の鳥居                                 拝殿