御由緒 |
由緒誌
当岩嶽稲荷社は福岡県京都郡と仝県田川郡の県境に位置し風光明媚の九郎山に鎮座する霊験まことに灼(あら)たかな御社である。
往古神功皇后筑前香椎の宮より豊前の宇佐宮に巡幸の砌、偶(たまたま)この神仙に旅駕を止められ四国の風光を賞でられたと伝えられる聖地で、後、紀元二千年頃(今より五百余年前)稲荷大神の奇瑞ありて土地の崇敬者により社を建立しこの地に稲荷信仰の基礎を築いたのであるが、その御神徳は京都田川の地に或は農業神として将又鉱業神としてbュその信仰を集め今日に至った次第である。
依って総本営たる伏見稲荷大社の承認するところなり現在その御分社として篤く祭祀され、参詣者亦後を絶たづここに村を挙げてこの顕彰に盡くさんとするものなり。
田川郡赤村観光協会
(境内入り口の案内板より) |