「式内社」住吉(すみよし)神社  HOME blog

鎮座地 〒811-5742 長崎県壱岐市芦辺町住吉東触470 旧壱岐国 壱岐郡 
電話  0920-45-3002
旧社格等 式内社 壹岐嶋壹岐郡 住吉神社 名神大
旧國幣中社
現別表神社 
御祭神 ・底筒男神(そこつつおのかみ)
・中筒男神(なかつつおのかみ)
・表筒男神(うわつつおのかみ)
(配祀)
・八千戈神(やちほこのかみ)
御由緒  住吉大神は、伊弉諾大神筑紫の日向の橘の小戸の檍原に禊祓い給いし時生れ出で坐せる海洋守護の御神徳顕著なる大神にして、神功皇后三韓を御親征の際、御示顕に相成り、皇后は御神託に依って、船上に御鎮斉あらせられしに、大神の和魂は玉体を守護し、荒魂は其の先鋒となりて舟師を導きて霊験を顕し給い、刃に血ぬらずして三韓を征し給う。
 又、八千戈神は又の御名を大国主神とも国造大巳貴神とも称奉りて、天の広戈を執りて国土を経営し天下を平定し給ひし武勇の神に坐せり仍て御凱旋の御砌舟師を御津の浜に駐め給い、鎮護の神として御親祭あらせられ、外敵国降伏の為、軍越神事を定め、臣安倍介麿に壱岐島を賜い大宮司として、その子々孫々をして、永く奉仕せしめ、異敵降伏国家安泰の神秘を行う軍越神事の秘法を伝えしめ給う。
 後御神託に依りて、今の社地に遷座し奉れる由緒伝に記されたり。
其の如く「住吉大神は海路船舶の往来を守護し給う大神にてあらせらるるを以て、世に舟魂の神とも称奉り、毎年9月1日海鎮祭と称する古式の特殊神事の存する所以なり。相殿に坐す八千戈神は、天神の勅を奉じて天下を巡周し給い、村邑を開き田畑を開墾し道路を改修し、医薬禁厭の法を定め、万民安居の基礎を立て、専ら国土を経営し給いし大神なり。是即ち毎年8月1日国鎮祭と称する古式の特殊神事の存する所以なり」
 当神社は神功皇后御帰陣の際、御親祭の由緒深き古社にして、即ち住吉神社の草分けとも申奉るべき、日本最初の住吉神社総本宮なり。次いで御鎮斉あらせられたる長門、摂津、筑前の住吉神社と共に、日本4住吉の1つにして、古来式内名神大社長崎県下筆頭の古社として知られたり。
 明治4年5月14日国幣中社に列せられ給う。かくて御鎮座以来現今に至る迄、海上安全国家安泰等々に御霊験の顕著なるものありて、島内は勿論全国よりの賽者年中絶ゆることなし媛(女へん無し)を以て歴代の天皇は国家の大事ある毎に必ず勅使を差遣し給い或いは神階を奉り幣帛を捧げ給い或いは社格を定め給う等、敬祭の誠を曷し給いしに依り、弥々御神徳は赫々として宇内に光被し益々衆庶の尊信を聚め農耕開発を始め、殖産興業海外発展等々は大神の佑助に依るものと信念して疑はざるなり。
 因に大正7年北白川宮殿下御参拝、昭和11年梨本宮殿下参拝有り。戦後と雖も些かも変わる事無く、昭和24年5月、同44年10月、同49年10月の3回に亘り、天皇陛下より幣饌料を御奉献あり。
以上
(平成祭データ)
参拝月日  11/11/2006

写真をクリックしてくださいフォトアルバムに移動します。

           境内入口の鳥居                                   拝殿