御由緒 |
壇鏡神社
主祭神 瀬織津姫命
合祀神 諾浦姫命(峯津神社)
大山咋命(日吉神社)
事代主命(三保神社)
祭日 例祭 四月一日 八朔祭 九月一日
特殊行事 毎年九月一日に八朔祭の神賑行事として隠岐最大の牛突き、八朔本場所が行われている。
由緒
壇鏡神社の創立は不詳だが、およそ一二〇〇年前と考えられる。松尾山光山寺の二代目慶安法師が夢のお告げを受けて険しい横尾山中をさまよっていると、目前に大きな滝が現れたと伝えられる。これがこの壇鏡の滝である。
法師は更に滝の上を少し登ると、もう一つの源来の滝があり、傍の壇の上に一個の神鏡を発見し、この滝の傍に小祠を建てゝ祀ったのが社名の起りであると伝えられている。
後世になって今の社地に祀られるようになった。寛永六年(一六二九)の棟札がある。古文書によると勝者(女神)の水 、火難防止、家運隆盛、海島守護、航海安全の神として古くから崇敬された神社である。
平成十五年七月吉日
(神門由緒掲示板より)
隠岐島後民話・伝説案内板 No.15
壇鏡神社と杉の木
松尾山光山寺の二代目住職の慶安が夢のお告げを受けて二つの滝を見つけ、現来(げんらい)の滝のそばで発見した神鏡を祀ったのが、壇鏡神社の始まりです。
昔、壇鏡神社に出雲大社の神殿修理に協力するよう文書が送られてきて、境内の杉の木を要求されました。出雲大社の横暴に村人は腹を立てたものの仕方なく、境内の杉を伐り出しましたが、その時神社の鳥居を本殿の方へ動かす者がいました。
男は「こうしておけば鳥居の外の杉は壇鏡神社の所有でないことになる。」というので一同は感心して手伝って鳥居を動かしました。
それで今でも、この神社の鳥居の外には二本の杉の大木が残っています。
(参道入口案内板より) |