御由緒 |
御由緒
御祭神
大巳貴命(大國主命)、田心姫命、味耜高彦根命
御神徳
國土の安泰、産業開発、農耕狩猟を司られて福の神と稱へ婚姻、温泉、医薬、醸造の祖神として遍く國土國民を守り幸はへ給ふ。
御鎮座
太古から二荒山(男体山)を始め八峯を二荒山の大神と崇めて奉祀し神護景雲年間社殿を造営し奉って以来千二百年余、延喜式名神大社であります。
御社殿(二十四棟、旧国宝 重要文化財)
本社 新宮と称し大巳貴命を祀る
別宮 瀧尾神社 田心姫命を祀る
本宮神社 味耜高彦根命を祀る
中宮 二荒山の中腹幸湖(中禅寺湖)湖畔に鎮座 中宮祠と申す
奥宮 二荒山頂上に鎮座
攝末社 女峯山外六峯の頂上に鎮座
御境内
日光連山の主峯二荒山を始め八峯に亘る凡そ三千四百町歩、伊勢神宮に次ぐ廣大な境域で日光國立公園特別地域の中樞を占めてをります
御祭典
彌生祭(例大祭)四月十三日から十七日まで本社
男体山登拝大祭 八月一日から八月七日まで中宮祠
関東総鎮守 下野國一之宮 日光二荒山神社
(社頭由緒掲示板より)
日光二荒山神社は太古、秀峰二荒山(男体山二、四八四米)を神鎮まり坐す御神体山として尊崇したことから奉祀された御社である。
御祭神は二荒山の大神と申し大己貴命(大国主命)、妃神の田心姫命、御子神味耜高彦根命三柱の大神をお祀りし、延喜式名神大社、下野国一の宮と崇められ国幣中社に列せられた名社である。
主神大己貴命は国土経営、産業開発、凡ての産業を司り福の神と称へられ、農業、醸造、婚姻、温泉、医薬の祖神として遍ねく国土国民を守り幸へ給う神で、妃神、御子神と共に御神徳いよいよ高く広く輝き給うのである。男体の御山に大己貴命、女峰の御山に妃神、太郎の御山に御子神が鎮まりまして、親子三神大空に聳えて和気あいあい団欒の和やかさを拝すれば自ら景仰の思ひ新たなるものがある。
当社の境内地は面積凡そ三千四百町歩に及び伊勢神宮に次ぐ広大な境域で、日光連山の主峰男体山を始め、女峰山、太郎山、大真名子山、小真名子山、前白根山、奥白根山の諸山は夫々神体山として気高くそそり、鬱蒼たる原始林に囲まれ華厳滝、白雲滝、般若、方等七滝等名瀑がどうどうと千古の神韻を轟かしている。此等の地域は悉く神域たると共に日光国立公園の中枢となっている。
(平成祭データ) |