越後國一の宮「式内社」彌彦神社御神廟(やひこ・ごしんびょう) HOME blog

鎮座地 〒959-0323 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦山山頂 旧越後国 蒲原郡  
電話  0256-94-2957
旧社格等  国幣中社(現別表神社)
越後國一宮
式内社 越後國蒲原郡 伊夜比古神社 名神大
御祭神  ・天香山命
御由緒   御神廟(ごしんびょう)
 越後平野を一望する霊峰・弥彦山(標高638m)の御神廟とは、山頂に祭られる彌彦神社の御祭神の御廟(奥宮)のことです。
 御祭神である天香山命(あまのかごやまのみこと)は、国土を平定された神武天皇より、越後地方の開拓の勅命を受け、日本海の荒波を舟で渡られ、越の国の野積浜(現在の寺泊町野積地区)に上陸されました。
 そこで早速、漁民に海水を焚いて塩を作ることや、網や釣針を用いて魚を獲る術を教えられ、さらに弥彦に宮居を定められてから、越後を平定し、さらに住民に稲作をはじめ諸産業の御指導をされたと伝えられています。
 千年以上も昔から、彌彦神社は越後一宮として「おやひこさま」の愛称で親しまれています。
 (現地案内板より、一部判読不能、推測を含む)

 ◇弥 彦 山

  いやひこの高嶺の雲のかがやかに越の国原夜はあけむとす。(相馬御風)

 御本殿の背後に聳える弥彦山は、越後の国で最初に朝日に輝く山で、「越後は弥彦山から」と言われ、海抜六三八米の頂上には御祭神の御神廟があり、一名神剣峰とも言われている。この主峰に対し北方にある峰を十宝山と称し、御祭神が神宝を納められたと伝えられている。
 元来弥彦山は神聖な霊峰として拝まれて来た山であり、弥彦山の姿のうちから弥彦大神の神威を拝するという信仰が、彌彦神社崇敬の根幹となって現在に至っているのである。
 山頂からの眺望の素晴らしさは全国でもその類少なく、東に沃野千里の越後平野とこれを潤す信濃川の悠々たる流れを望み、西は日本海の白波脚下を洗い、はるか洋上に浮ぶ佐渡が島を望める雄大な展望は実に絶景、佐渡弥彦国定公園に指定されているのも当然である。
 山上には日本山岳会の建てた高頭仁兵衛翁の記念碑や、展望台等もあり、又NHK・民間放送のテレビ放送塔、国警・県の行政防災無線塔、弥彦山気象レーダー観測所、新潟大学弥彦山調査研究所、NTT、JR通信施設等があって、神のいますこの山上から電波にのせて新らしい文化の光を日夜県内外に放っている。
 神社から御神廟まで三・三八粁、(徒歩で約一時間半)、ロープウエイで (五分)、スカイライン (約三十分) で頂上に達することができる。
 誰でも容易に登ることのできるようになった山頂では、御神廟に詣でては心を清め、眺望をほしいままにしては心楽しむ参詣者で賑わっている。
 (神社パンフレット「やひこ詣で」より)
参拝月日  05/18/2010

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鳥居 御神廟